板金塗装ブログで実例をご紹介します

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タッチペンのお話

投稿日時:2017年07月09日 14:13:52

今日はタッチペンのお話です。

 

塗装は部位によって数万円の修理代となることが殆どですが、軽微な傷の時はなかなか数万円の出費には踏み切れないと思います。

 

 

そんな時によく頂くお声が、

 

「タッチペンで錆だけとめてほしい」

 

「タッチペンで見た目だけ良くしてほしい」

 

というご要望です。

 

 

 

結果から申しますと、タッチペンでは錆は止まりませんし、見た目もさほど綺麗にはなりません。

 

 

 

まず、車の塗装がどうなっているのか、断面図を見てください。

 

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こんな感じ。

金属の上に下地があり、塗装があり、クリア層があります。

ソリッド塗装の場合は、このクリアがありません。

逆にパールなどの3コートの場合は、塗装とクリア塗装の部分が、2層ではなく3層になります。

 

 

で、傷はどのような状態かといいますと、

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※鉄板まで傷が入っている状態の図

 

 

こんな感じです。

 

 

鉄は空気に触れますと酸化して錆びていきます。

 

 

塗装をすると錆びない、というのは金属と塗装や下地がしっかりと密着することで水分や空気から金属を守るんですね。

 

 

 

で、錆びないようにタッチペンを塗るわけですが、タッチペンで色を乗せるというのはこんな状態。

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上から塗料を乗せるのですが、丸で囲った部分の密着もあまく、何なら隙間もあったりします。

 

表向きはしっかり塗料がついていますが、塗料自体の強度も密着度もプロの塗装には遠く及びません。

ですので、錆に関しては「ないよりはマシ」という程度。

 

更に、調色も難しいので、色も全然違ったりしますし、筆で塗りますので、「あ、塗ったんだな!」と丸わかりになります。

 

 

 

実際には新品の塗装と修復した塗装では、修復した箇所のほうが錆びやすいのですが、直さないでおくよりも錆のリスクは大幅に減ります。

ですが、タッチペンは、その場の見た目が多少良くなり多少錆びにくくなるかもしれない、という程度の効果しかないことが殆どです。

 

 

 

古いお車ですと、「もうすぐ乗換だから」という理由で、ちゃんとした修理をしないこともあるかと思いますが、まだ数年は乗る予定のお車であれば、傷の大小にかかわらず、ちゃんと修理することをお勧めします。

 

 

飛び石による小さな塗装欠けや鉄粉から点錆が出て、それが広がりボソボソの錆だらけになる車をたくさん見てきました。

 

 

長く乗るなら、とにかく早めの修理、しっかり修理が鉄則!

 

 

まずはプロにご相談下さい^^

 

 

 

 

自動車保険のお話

投稿日時:2017年07月01日 15:57:18

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以前にも保険に関する投稿を行いましたが、今回は支払いに関してです。

 

過失割合ということばを聞いたことがある方もいるかもしれませんが、動いている車同士の事故の場合、多くはこの過失割合というものが発生します。

 

過失割合とは・・・

 

 

”交通事故において、事故を起こした当事者どうしの過失の割合を数値化したもの。過去の裁判の判例をもとにおおよその基準があり、保険会社が示談交渉を進める際に利用される。”(大辞泉)

”過失割合は、その名前のとおり、自動車事故の際の過失の割合です。自動車事故が発生した時には、その当事者の誰かに責任があります。2者が絡む自動車事故の場合には、そのいずれか、あるいは双方に、本来するべきことを怠っていたという意味での過失があります。交通事故が自損事故でない場合に、自分と事故の相手とのその事故に対する責任の割合を過失割合といいます。 ”(みんなの生命保険アドバイザー)

 

 

つまり、「今回の事故の原因はあなたに〇割、相手に〇割の責任がありますよ」ということ。

 

止まっているところにぶつかられたら、多くは100:0で過失なしとなることが多いです。

逆に動いていたら、いくら相手が悪くてもこちらに過失が1割から2割はあることが多いです。

 

 

ここからが大事ですが、この過失割合に応じて保険金の支払い額が決まってきます。

 

 

 

例・・

こちらは自動車保険は使わない

こちらの過失が2割、相手が8割

こちらの修理代 10万円

相手の修理代 20万円

この場合、相手の保険から出てくる修理代は・・・4万円です。

 

 

説明します。

まず、こちらの修理代の8割が賠償されます。

ただし、相手の修理代20万円のうち2割の賠償責任もあります。

こちらの修理代の8割=8万円が入ってくるはずだけど、

相手の修理代の2割=4万円を相手に支払わなければいけない。

 

こちらの修理代8万円 - 相手への賠償4万円 = 4万円

 

つまり、差し引き4万円が支払われることになります。

自分の修理代10万円のうち4万円が出てきますので、6万円の手出しが必要ということです。

 

 

 

 

 

このケースで、保険を使用する場合を想定します。

車両保険は使わないとすると、相手の修理代の4万円はこちらの「対物賠償」で賠償しますので、修理代10万円のうち過失分の2割を引いた8万円が相手の保険から支払われます。

つまり、10万円の修理のうち2万円の手出しで修理ができることになります。

 

更に、車両保険に加入していると、その2万円をこちらの「車両保険」を使用して支払いますので、手出しは0になります。

 

 

今回の例の場合、保険を使用して保険料があがる分を考えますと、自分でお金を払ったほうが得となりそうですが、修理代が高額になったときのために、車両保険もちゃんと入っておくと安心ですね。

 

 

 

保険修理は修理のノウハウがあります。

 

 

 

保険を使ってお得に綺麗に直したい!とお考えの方!

 

お気軽にお問い合わせください^^

 

エアコンコンデンサのお話

投稿日時:2017年06月26日 13:43:20

ラジエターおよびエアコンコンデンサのお話です。

 

 

 

バンパーをぶつけた(ぶつけられた)お車を見ると、パッと見では大したことないのに実は結構被害が・・・・というケースがあります。

 

以前にもバンパー関係の投稿でそのようなお話をしておりますが、今回はラジエターやコンデンサのお話ということで、少々写真などをご紹介いたします。

 

 

 

ラジエターやコンデンサはバンパーの奥にいます。

殆どの場合、バンパーのロワグリル(バンパーの下の穴)を覗いて見えるのはエアコンコンデンサで、その更に奥に重なるようにラジエターがいます。

 

ラジエターはエンジンの冷却水を、エアコンコンデンサはエアコンのガスを冷やすためのもので、細かく折り重なったウネウネの部分が風を受けてガスや冷却水を冷やすようになっています。

 

 

バンパーをぶつけると、バンパー自体は弾力があるので凹んでももとにもどったりするのですが、奥に凹んだ際にバンパーの奥のコンデンサに当たってしまうことが多々あります。

 

↓こんなかんじ

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保険で修理する場合は交換しますが、現金でのお支払いの場合は交換しないケースもあります。

 

 

 

多少当たった形跡があっても問題ないことも多いのですが、将来的にそこのキズが原因で漏れの原因になる可能性がありますし、大丈夫に見えても「100%問題ない」とは言い切れませんので、基本的には交換をお勧めします。

 

 

ただ、予算などの関係で何かを我慢しなければならないとしたら、リスクもご説明したうえで交換せずに他の損傷を修理することもあります。

 

 

 

 

 

今回のコンデンサに限らず、「キズがあるから全て交換!」という見積りは致しません。

 

 

 

 

お客様のご要望をお聞きしながら、ちゃんとリスクやデメリットもご説明して、最適なお見積りをさせていただきますので、お気軽にご来店ください^^

 

 

樹脂パネルが増えてきた

投稿日時:2017年06月25日 15:10:20

樹脂パネルの車が増えてきました。

 

ダイハツがほとんどですが、バックドアやボンネットなどに樹脂が使われている車がいます。

 

 

例えば、

 

キャスト

ムーブ

タント

 

など・・・

 

 

 

金属と同じほどの強度を保ちながら、軽量化を果たしています。

メーカーによって軽量化する方法はさまざまですが、他のメーカーは金属を薄くしながら形状で強度を保っていますが、ダイハツは樹脂パーツでの軽量化をすすめているようです。

 

 

ですが、鈑金ができないというデメリットも・・・

 

 

 

 

樹脂は、凹まずに割れてしまうケースが多いのです。

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また、凹んだ場合も金属ではありませんので鈑金のように叩いて直すわけにはいきません。

 

やはり基本的にはパテで治る範囲のキズに限られてしまいます。

 

 

ですので、通常は鈑金で治るような事故でも、樹脂ドアなどの場合は交換が必要になり高額修理になるケースも多いようです。

 

 

 

 

中古部品やできるだけ修理での対応など安くできるようご提案は致しますが、中古部品もまだ少なくなかなか難しい状況です。

 

 

 

 

もしぶつけるなら、金属部分を!

 

 

というのも難しいと思いますので、万一ぶつけた時はまずはご相談ください^^

 

 

ルノーカングーのクオータとリアドア鈑金塗装

投稿日時:2017年06月22日 10:13:30

ルノー カングーのリアドアとクオーターの鈑金塗装です

 

うっすらと長い凹みと

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リアドアの凹み

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ロッカーの凹み

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まずは引き出すラインに沿ってサンダーで塗装を削り落とします

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こんな感じ

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専用の器具を使って、凹んでいる所を引き出します。

 

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繊細な調整はハンマーで軽くトントン叩きながら作っていきます

腕の見せ所??

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ぎりぎりまで綺麗に仕上げます

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パテを盛ったら塗装班にタッチします

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ペーパーでパテを削りながら仕上げていきます

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綺麗に形が完成したらサフェーサーを塗って乾燥します

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サフェーサーを研いだら塗装します。

スタッフのスピードが速すぎて塗装中の写真が撮れませんでした。。。

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外したパーツを組み付けたら完成です!

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かわいいお

ダイハツテリオスキッド バンパー塗装

投稿日時:2017年06月18日 18:27:28

ダイハツ テリオスキッドのバンパー塗装です

 

 

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もとの状態は、バンパーの角に擦り傷がありましたが、損傷自体は深くなく、割れや変形も見られなかったため、塗装で対応することになりました。

 

 

 

 

まずは傷の部分を削り、滑らかにします

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ちゃんと削っておかないと、塗装してもキズが丸見えの酷い状態になります。

 

 

 

ペーパーの粗さを変えて、滑らかに仕上げました

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滑らかに仕上げた上からサフェーサーを吹き付けます。

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何度かに分けて塗り重ねて。。。

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サフェーサーはOKです

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サフェーサーが乾燥するまでの間に調色します

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サフェーサーを研いで更に滑らかな仕上がりに・・・

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サフェーサーの次は、塗装が乗りやすいように足付けしてからマスキングします。

塗装しない部分を丁寧に隠していきます

 

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そしてやっと塗装。

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綺麗に塗り終わりました!

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あとは細かいパーツを取り付けて、ゴミを取り磨いたら完成です。

 

 

 

塗るだけの作業、といっても結構手間をかけて仕上げています。

 

 

 

安めの価格でも、品質にこだわって、ちゃんと仕上げています^^

 

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ロッカーパネルの補修

投稿日時:2017年06月16日 10:08:45

今回のお車はロッカーパネルとドアの修理です。

 

ドアもロッカーパネルも大きく損傷しておりましたが、予算の関係でリアドアは中古交換、ロッカーパネルは錆ないように塗装のみ行うことになっております。

 

 

ただ、ロッカーパネルは前回の修理痕があります。

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同じ場所の2回目の修理です。

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黄色いパテが衝撃でバリバリに割れているのがわかります。

 

 

 

このようなケースの場合、前回の修理がちゃんとされているかが大事になります。

 

前回の修理がいい加減だと、その上から直したり塗装をしても仕上がりや耐久性に問題がでる可能性が高いからです。

 

そのため、かなりの範囲でパテを落としたりする必要がでてきます。

 

 

 

 

今回のお車の場合は、前回弊社で修理しておりましたので、修正は最低限で塗装をすることになりました。

 

 

 

 

もし同じ場所をまたぶつけた!というときはプロの判断が必要になります。

 

まずはお気軽にご相談ください^^

 

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バンパーの損傷について

投稿日時:2017年06月10日 15:03:33

バンパーの塗装や交換のご要望が多いのでちょっと小ネタです。

 

 

バンパー交換をお勧めする場合というのは、変形や割れがある場合です。

 

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完全に割れてます。

 

 

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一見修理できそうに見えますが、外れている部分が切れてしまっています。

 

 

 

 

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擦り傷のみで変形や割れはありません。修理塗装で綺麗になります。

 

 

 

 

実際に変形の修理をすることも可能ですが、完全に元に戻るわけではありません。

 

 

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割れを補修した部分です。

 

 

 

 

 

強度の心配もありますし、仕上がりにもどうしても不安が残ります。

 

 

 

 

 

バンパーは塗装された状態で部品が届くことが多いので、バンパーの値段が3万円~4万円であれば、交換しても5万円以内で収まります。

 

 

メタリック系の塗装で20000円から30000円かかる場合ですと、脱着工賃や修理代がかかると交換とさほど変わらなくなります。

 

 

 

またその他の損傷も考えられます。

 

例えば、ぶつかった衝撃で内部のパネルが変形していたり、フェンダーなどにも変形や傷があったり・・・

 

 

テールレンズが割れていることも多いです。

 

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気になる方は、ご来店頂ければ損傷の程度や範囲を確認して正確なお見積りを出させていただきます。

 

気軽にご

マスキング

投稿日時:2017年06月02日 18:45:20

本日はマスキングのお話です。

 

 

塗装をするとき、塗装しなくてよいところをマスキングテープなどを使って隠すのですが、ただ隠せばよいわけでもなく、やはり技術が必要だったりします。

 

 

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丁度、古城鈑金イチバンの塗装職人がマスキングしておりました。

 

 

 

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物凄い勢いでテキパキとテープを貼っています。

 

 

 

 

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あれ?

フロントドアを塗るのに、そんなとこまでテープを貼るんですか???

 

 

 

 

 

と、これは実は、隙間をテープで隠しているんです。

 

ドアとボディの隙間やバイザーとの隙間をテープで隠して、「ミスト」と呼ばれる塗料の飛沫が入るのを防ぐのです。

 

 

塗装は結構な勢いで塗料をブワーッと吹きかけますので、細かい隙間を通路のように伝って、思いもよらないところに細かな塗料が噴き出てきます。

こっちのドアを塗っていたのに、あっちのドアにミストが・・・なんてこともあります。

 

 

どこをどう伝っていくのかは経験で防いでいきます。

 

 

 

良い仕上がりのためには、塗装前の細かな作業の積み重ねが必要なんですね。

 

 

 

 

 

見えないところの作業も手を抜かず、しっかりと仕上げていきます^^

 

バンパー修理

投稿日時:2017年05月28日 18:23:46

最近は暑い日が多くなってきましたが皆様お体は大丈夫ですか?

季節の変わり目は体調が崩れやすいので気を付けて下さい。

 

そんな暑い日に、工場の中では暖房器具のような機械の前で奮闘するスタッフが・・

 

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何かオレンジの光を浴びています。

 

その光の正体は、

 

 

 

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これです!

 

 

 

 

 

 

熱で乾燥させるための機械です。

 

 

 

鈑金塗装では乾燥させる作業が何度も必要になりますので、一日に何度もこの機会のお世話になるのです。

 

 

 

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乾燥させながらマスキングテープを剝がしていますが、

 

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うまくはがれずに少しイライラしていました。

 

 

 

 

 

 

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灼熱地獄から解放されたスタッフはこの表情です。

 

 

 

 

 

 

 

暑い中、熱い機械の近くで頑張っているわけですが、暑いからと手を抜くわけにもいきませんから、そこはもちろん黙々と作業していきます。

 

 

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必要なパーツを取り付け、確認をしながら作業します。

 

 

 

バンパー塗装は低価格な部類に入りますが、他の箇所の修理と同じように手間をかけてしっかりと仕上げさせていただきます。

 

 

チョイキズも気軽にお問合せ下さい^^

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